83 回目 Sin90°/Cos0°にみる治療とは

2015年にノーベル賞をとられた梶田先生のおかげで、星に重力/引力が無いことが証明された。ここで使用した重力線とは、地球の接線に90°方向にはたらく力としてもちいた。

身体の角度的表現から治療を考えれば、「sin90°/cos0°」をゴールとしておこなうものだといえる。Sin90°は立位。Cos0°は臥位になる。 HP:info@waichisato.com

ヒトの場合、Sin90°の本体が重力線上あることは察しがつく。とすれば90°相のずれた
臥位:Cos0°は何になるのか。熱的要素ではないだろうか。重さと熱は双対性の関係にある。重さの増加は熱を下げる。 *2014年:0°Kをこえれば重力は発散に変化する。

重さ要素がメジャーのとき、立位で治療をする。このとき熱的要素はマイナーになる。逆に熱的要素がメジャーなら臥位で治療。重さ要素はマイナーになる。

立位は二足歩行の根源につながり、熱的要素は容積の根源につながる。*体積は後からの概念になるようだ。

構造から治療を考える
二足歩行とほぼ同時の出発点になるだろう:大脳の発達・手指の器用さ・直立の3つへの
治療は立位が有利だ。

臥位は
熱的要素がメジャーになるとき有利な治療姿勢になる。ここで言う熱的要素とは、皮膚/
腎臓/肺の3つをいう。
他の中胚葉/内胚葉発生の臓器については、環境温度の高い夏季ではみつけにくい。特に今年はみつけにくい。

測定
・皮膚の温度(体温)は重さ負荷でみる。
・腎臓/肺についてのメジャーかどうかの判断は音検査でおこなう。仰臥位→腹臥位での姿勢変換にともなって幹音からの変化が10Hz以上かわる。とう然、仰臥位治療・収束時ではその音の周波数はどれかの幹音に一致していることを条件とする。

音検査から理解できたこと
下肢への治療は熱を下げるようにはたらくようだ。とう然、非線形系なので、「=ここ」ではない。回り回って「ここ」になる。しかも来院ごとにその位置はことなる。

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82回目 気化熱の原理・治療応用

環境における「気化熱」原理を治療に展開する
東洋医学では、「夏は気が浮き。逆に冬は気がしずむ」といっている。言葉として何となく理解はできるのだが、浅くなるとは何なのか/深くなるとは何なのか。やや分かりずらい。info@waichisato.com

下の「→」は体温域の上昇/負荷圧の下降をしめしている。
 *体温域:恒常性維持機能内での体温の上昇/下降範囲→揺らぎの範囲内。

       夏                      夏
体温域:高い                      負荷圧:軽い

体温域↑/↓                            負荷圧↑/↓

       冬                      冬
  負荷圧:重い                     体温域:低い

・体温域:↑(高い)/↓(低い)。      
・負荷圧:↑(軽い)/↓(重い)。
  
体温域は夏で上昇。冬で下降する。一方、定位安定状態における負荷圧は夏で軽く。冬で重くなる。一見矛盾とおもわれる体温域/負荷圧の変化。治療の本質がここに現れる。

説明に少し回り道をする
日本には古くから「打ち水」という、冷をとる方法がある。夏の暑い日、玄関/庭/軒先などに水をまく。その水が蒸発する際、環境から熱を奪って蒸発する。結果、冷をとれるという。化学の方ではこの現象を「気化熱」として説明している。

打ち水/気化熱の原理で治療を考える
夏では本来、治療対象部の温度(体温)は下がりやすい。水分蒸発が冬にくらべ多いからだ。

治療とは
身体のエントロピーを減少させ、温度(体温)下降/水分蒸発過程をさらに促進すること。

その減少分は負荷圧に換算して4gぐらいまで軽くなる。この4gを、東洋医学では「夏は気が浮く」と表現しているようだ。

治療対象部の温度(体温)の下降傾向は、「本日の治療」終結に向かう1つの目あすにもなる。

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81回目 治療対象部の温度低下について

以前にも述べたが、身体全体を1つとみて治療をおこなうのは非常に難しい。対象が大きすぎる。そこで身体を4区分にわけ、それぞれを治療。積み重ね方式的におこなう。

治療は
やみくもに右/左/上/下を治療するわけではない。系統発生学的歩行様運動にしたがっておこなう。

難しい点が2つある。
どの区分から治療を開始するのか。個人/その日その日によって異なる。治療を開始するにはプレ・アジャストメント:予備的治療がいる。予備治療終了後、第1治療対象部区分→
第1治療対象部がでてくる。

いま1つが歩行様運動に関係なくあらわれる、外傷/使いすぎ等による部分的/局部的、増熱化(エントロピー増加)部位が含まれる。
それらの部位は、優先的に治療を必要とする。そうでなければ、治療の進行はその部位で止まってしまう。仮に止まったことを知らずに治療を進めても、治療後におこなうハカリ/
さげふり糸/音検査には合格しない。 

治療とは
基本的にエントロピーの減少化を、誘導するものでなくてはならない。言いかえれば、治療対象部への治療は、常に温度(体温)を下降方向に誘導するものだ。

また日常生活のなかで分散してしまった重心を、もとの理想的「真ん中に」にあつめることにある。真ん中に集まれば仕事率はさがる。体温域もさがる。

では目標とする温度(体温)は何度になるのか?
「3.15℃の揺らぎ」から考えたばあい、37.5℃になるのではないのか? 0°K/0℃は現実からは遠すぎる。

治療論として
温度(体温)の下降誘導を確認するのが、ハカリ/さげふり糸を使用する目的になる。
ただ残念なことに、いまハカリは市販のものを利用している。脚にかかる重さの左右差は、1kg以内のものはわからない。

そこで1kg以下の「差」を追及するため、音検査をつかう。音には質量はない。治療後、
仰臥位/腹臥位/立位はおなじ音の高さにならなくてはダメだ。同じ音の高さにならなければ、治療は続行する。

言いかえれば左右脚にかかる重さが等しくなっていなければ、左右脚長も等しくなっていない。たとえ等しいように見えたとしても、治療への思いこみが混入して治療者には等しくみえるだけだ。

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80回目 体表医術からの理解 その3

体表医術の臨床から理解できたこと 
身体としては臥位における重力からの増熱/減熱条件は仰臥位/腹臥位で変わりはない。なぜ治療姿勢は仰臥位に偏るのだろうか?たぶん重力は疾患の要因ではあるが、動因ではない。 *温度:体温の意味で使用している。

考えられることは身体の熱処理法についてだ
主に3つの方法がある。肺によるCO2への赤外線の吸着。 H+イオンによる排出。皮膚からの汗を利用しての冷却。

身体は熱機関に類似している。常に熱処理を必要とする。この意味において、疾患とは
「局部的/限局的/全体的エントロピー増加」と考えられる。器官/構造/組織でおこなわれる通常熱処理機能をこえる増加のため、その熱は体内に蓄積される。

◆優先順番は仰臥位が先?
体表医術的に理解できたことは、進化生物学的に古いものほどその優先性は強い傾向があるようだ。
たとえば頭部反応はつねに体幹/四肢の反応より優先順位は先になる。言いかえれば頭部のいわゆる「コリ」のような反応をとらなければ、体幹/四肢は反応しない。同様に腹部/動脈も反応しない。 *頭部:頭蓋/頭蓋内臓の意味で使用。

理由の1つとして考えられることは
進化過程において左右体幹構造/動脈は、中胚葉系から発生する。
3胚葉は古い順に、内胚葉>外胚葉>中胚葉の順になる(Natureより)。内胚葉:腸が優位的地位をしめる理由がここにある。それに続くのが外胚葉。中胚葉より優先順番は先になるのではないか。
*体表医術には皮膚そのものではなく、皮膚への投影というカタチから考えている。

❖肺/腎臓の比較
発生的には肺は内胚葉/腎臓は中胚葉になる。進化過程では肺の発生は上陸後になる。
*慈恵医大チームの研究によれば、肺/魚の浮袋の発生には、その前に共通の因子を持つも先祖がいたようだ。

一方、原腎菅は蠕形動物(扁形/環形/袋形動物を含む:現在では使わない分類)で出現する。腸管系と同時期に形成。5億年ほど前になる。

その為
身体の熱処理ではより古い腎臓が主体になるのではないのか?そこで腎臓の減熱に有利な仰臥位が、治療姿勢として先にあらわれる。

NHKスペシャル「人体」では腎臓が各器官/組織/細胞等のコミュニケーションの中心的役割を果たすといっていた。同じ発生の骨/心臓/血球等の、中胚葉系にとくにつよい影響を与えるのではないのか?

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79 回目 治療姿勢の不思議 その2

●その1.でものべた。治療対象部は「反応の強さに比例して出現する」。この「反応の強さ」という意味において、治療姿勢は仰臥位にむかって大きな偏りをもつ。仰臥位に治療対象部が多くあらわれる。

治療対象部は基本的にエントロピーの部分的/局所的増化になる。全体的にみても仰臥位は、3つの治療姿勢のなかで1番温度は高い→音検査で確認。 *3つの治療姿勢:仰臥位/腹臥位/立位。

◆仰臥位での治療が音検査でクリアーまでたっすると
次の治療姿勢になる腹臥位/立位での治療対象部数はそれぞれ、仰臥位時の10~20%くらいになる。

ただこの比率には大きな関節部分・関節部付近での骨折/鎖骨の複雑骨折/解剖学的短脚/鼠径部の手術などをもつ患者さんは含んでいない。含めた場合、腹臥位/立位における治療対象部数はふえる。

◆仰臥位への偏り
大きなかたよりは不自然な気もする。ただ自然は不自然を創らない。仰臥位体勢が動物の自然体勢なのだろうか?進化の過程では背腹軸に反転はおきている。

●ジョフロワの影響をうけて
「脊椎動物を反転させ、無脊椎動物の体勢と重ね合わせると、内臓を含む位置関係は一致する」。

◆仰臥位を系統発生学的思いだし体勢と考えた
仰臥位体勢は治療姿勢の中で1番温度は高い。いまこの温度傾向を正しいと仮定してみよう。正しいとするなら数の上から陸上動物の代表格になる昆虫も、体温が高いということになる?
*温度傾向が仰臥位>腹臥位>立位にならない場合、その治療姿勢に治療対象部を含む。
*前口動物の頂点にたつ、昆虫の体勢は3部からなる:頭/胴体/下部→ヒトと同じ。

◆変温動物といえども体温はある(wiki)                             そして調節が出来ないわけではない。一定の体温を持つ変温動物は多数いる。変温動物は体温調節機構が
無く、体温は外気温に左右されると言ったことは,日本の理科教育の大きな間違いと思う。

例えば有名なものを幾つか上げてみる。日本ミツバチの体温は外気温にかかわらず40℃前後。アカウミガメは海水温18℃近くでかなり変動していても、体温は23℃前後になる。同様の海水温では、クロマグロは35℃前後等の体温がある。

変温動物は,確かに個体を動けない状態にすると体温維持は難しくなる。しかし,自然の状態、例えばミツバチは,羽をふるわせることで体温は上昇する。さらに寒ければ巣で固まりになって体温を維持する。また,飛翔中は体温がかなり上昇するので,高温となった体液を腹部に回し,風で冷やすラジエターでの体温調節をする。

❖(wiki)の記述をみると昆虫体勢は、体温変化可能な体勢。また活動時期ではヒトよりも
体温の高いものもいる。
ただ寿命的には昆虫より脊椎動物の方が長生きになる。ここらあたりが進化過程で、背腹軸の反転がおきた理由の1つかもしれない?
*寿命は体の大きさ/P(リン)の含有量/体温にも左右される。

❖遺伝子的には大腸菌/草花/ヒト/魚等も同じ遺伝子コードを用いている。言いかえれば、生物は共通の先祖から進化した。

❖仰臥位体勢は進化上の思いだし体勢なのか?

その3へ

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78回目 臨床から理解できたこと その1.

治療対象部は「反応の強さに比例して出現する」というものだ。1番強い反応をだす位置/構造/器官等が治療対象部、優先順番1位になる。 info@waichisato.com

◆反応の強さをどう理解する
最終的には臨床家の判断にゆだねることになる。たとえば、治療位置における体表面からの放射エネルギーの強さ。他の位置と比べたとき、低下傾向と理解してもよい。

磁石をもちいて測定する者もいる。磁石のばあい血液温度37.5℃内の微少変化、言いかえれば周波数レベルでの変化をとらえている。+は高め/-は低めになる。

体温域が37.5℃の範囲内をこえ上/下方向にずれた場合、磁石には反応しない。ちなみに、治療のゴール、定位安定状態は磁石では測定できない。体温域は磁石の測定範囲をこえて低くなる。

何故なら、ATP活性は体温の上昇に依存する。同時にフリーラジカルも体温の上昇に依存する。両者のせめぎ合いの体温が37℃あたりにある。生物は定位安定状態では37℃内の低めの値をとるようだ。(東邦大学資料参考)

 

◆測定法は不安定
測定が不安定である以上、治療後という結果でその治療の完成度を知る以外に方法はない。

治療後の確認法としては、最低限左右の体重をそろえること。下げふり糸に後部正中線が一致することを条件とする。
・左右の体重をハカリ上で揃えることは、身体の対称系構造を等しくすることになる。
・下げふり糸は非対称構造をみる。
治療の理想をいえば、重心のsine90°化になる。左右の体重をそろえること/下げふり糸に後部正中線を一致させることは、だからこそ最低限の要求なのだ。

◆パーマー哲学
反応の強さに比例するといったが、臨床家によっては同時に複数個の治療対象部が存在する場合はどうなるのか。と、考える者もいる。ハッキリ言う。それは無い。

パーマー哲学が言うように、そこにはメジャー/マイナーの概念が存在する。その反応系におけるメジャーが、1番として出現する。メジャーを正確に治療すれば、反応は次の「系-2」が出現する。以後2→3→4——→終結。

誤解をしないように
メジャーが1つだとは言ってはいない。その「系-#」→この瞬間における1番強い反応をだす位置が治療対象部として出現する。そこを的確に治療をすれば、2番目に強い反応がでる。こうして治療対象部がなくなるまで反応は出続ける。

治療後の「確認/評価なき治療に進歩なし」。

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77回目 脂肪分の摂取は長寿につながる

脂肪分の摂取
食べ物と運動は車の両輪のようなものだ。いくら良い運動をしても食べ物を間違っていたら、人生の目的の一つである健康で長生きは望めない。 info@waichisato.com

この間イギリスの医学雑誌「LANCET」に、人が長生きをするには脂肪分を取ることが
大切/必要だとのった。

私をふくめ多くの人が、脂肪分は身体によくないと思っている/思っていた。まったく異なる事実が世界レベルで発表された。

TVでみたが、世界的にみて日本にボケ老人/寝たきり老人がおおいのは、コレステロール値を低くするからだと言っていた。

ランセットからは離れるが、桜美林大学の先生が30年にわたり沖縄県民の寿命を調べた
結果を聞いた。かって我が国でもっと長寿といわれた沖縄県民はいま、第44位だそうだ。

先生によれば、マスコミ/新聞等によって脂肪分の取り過ぎは心臓病/高血圧等の原因になる。早死にするという考えが沖縄県民に浸透し、脂肪分をあまりとらなくなった結果だという。

一方、世界1の長寿国は香港(正確には国ではない)。同じアジア民族であり、非常に多くの脂肪分をとっている。

脂肪分が身体に良いとする理由の一つとして、多くのビタミンは動物の脂肪分に含まれているからだと桜美林大の先生は言っていた。

良く聞く話
「健康の高齢者はよく肉を食べる」という話をよく聞く。逆に健康だから肉を食べられるのだという説もある。いまのところ「肉が先か/健康が先か」の結論はでない。ただ脂肪摂取が長寿と関係するのなら、軍配は「肉が先」にあがるかもしれない。

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