94回目 睡眠時の光と体重増加

❖記事によると、夜の睡眠時に何らかの照明:窓から差し込む街のあかり/目覚まし時計につくライト/室内照明等にあたっての睡眠は、女性の体重を増やすという。(記事は男性とは言っていない)。

追跡5年間の調査結果では、体重5㎏以上増加する人の割合は17%になった。
睡眠時間/食事/身体活動などの因子について調整をした後でも、光→体重増加の相関関係は変化しなかったという。

研究者によれば
光による体重増加をふせぐには睡眠中、人工光からの暴露をさけること。暗くして寝ることが良いようだ。

理由
睡眠をそくすメラトニンの分泌が、光によって抑えられる。結果、体内時計/食事パターンにみだれが生じる。

❖夜に食事をすれば太ることは知られている
関係する物質は、たんぱく質:BMAL-1(ビーマルワン)。活動リズム(サーカディアンリズム)を調整する。その濃度は1日のなかで変化する。

BMAL-1は昼間少なく、22時ころから増加。午前2~4時ころピークに達する。太陽光と関係がつよく、朝日を浴びると減少する。      

BMAL-1のはたらき
脂肪の分解を抑制。逆にいえばBMAL-1の増加は、体内に脂肪をため込みやすい状態になる。だから夜に食事をすると、脂肪が蓄積されやすいのだ。         
❖生理学から                                  ヒトは昼間、糖質からエネルギーを補給。夜は脂肪からエネルギーをつくる。そのため 深夜帯に食事をとると、脂肪が蓄積されやすくなる。
                                        ダイエットをしている場合、午後10時までに食事を終わらせると良いようだ。
❖では動物の肥満はなぜ起きるのか?
興味ある結果を読んだ。ヒトとの対比がおもしろい。

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93回目 精神性の疾患について

TV朝日:5/11報道ステーションで、「パニック障害」について特集をしていた。罹患する確率は100人に1人。
アメリカの資料によれば、その根源は防衛本能にある。危険にたいする過剰反応の結果が、病的になったもののようだ。 

それではと思い、精神疾患になる確率をネットでしらべてみた。5人に1人だった。
これには統合失調症/認知症は含まれていない。
   *統合失調症:現実との接触がうまく運ばなくなる。

エネルギーの同種/異種性から考えると、物理エネルギーをつかう体表医術は、異種である精神エネルギーに対して作用をしない。臨床ではかなりの苦戦をしいられる。

私の教え子の中に、60歳定年まで教師をしていたYさんがいる。定年後、鍼灸学校にかよい免許を取得。去年開業した。

特筆すべきこと
Y さん、すべての患者さんではないが、彼の治療室で共にお茶を飲む機会をもっている。
患者さんから色々な話を聞く。とに角、患者さんの言うことをじっくり聞くというのだ。どうやらYさん、聞くという能力に長けているようだ。

この話を聞いて、私は彼に100点をつけた。「素晴らしい」。これ以外に言葉がみつからない。残念ながらキャラクターが異なる自分には、Yさんの真似はできない。

「TV・ホンマでっか!」に時々出演している、慶応大学・植木理恵教授が言っていた。
「人はただ集まって話し合いをしようといっても、喋らないし/意見もいわない。ただそこに飲み物/食べ物があると、喋るし/意見を言う」というのだ。

このブログを読む方のなかには、治療歴40年をこえる方もいると思う。40年以上の治療歴があれは、十分に人生大学を謳歌しただろう。生きた知英をお持ちだと思う。こんな患者さんの話を「じっと聞く」という提案をしてみた。

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92 回目 体表医術・単独での範囲をこえる

今年2/9日。4月から新大学1年生になるA青年が来院。親元を離れるので心配になり、それまで来院してくれていた、母親が一緒に連れてきた。

特筆すべきこと
中学生のとき自転車ですべて転び、その頃から視力が低下しだした。歯列矯正は小5~
6年の頃に開始。中学3年のとき終了。

テーブル上・仰臥位で寝ている間、とにかく身体のどこかを動かしていた。1分も経たない
内に次→次→次と、動かしだす。手指については、いわゆるポキポキを5指すべてにおこなう。足趾についても手指と同じような仕草をする。
この様子から身体が熱いのだと理解した。本人にもたずねた。「とにかく身体が熱いと訴えた」。

❖増熱傾向を考える
何らかの理由をうけ、身体は増熱化傾向にある。血液検査は正常値をしめすことから、
その本体は分からないが臓器レベル/疾患レベルではない。

増熱化は持続的であることから、体表医術単独での治療範囲をこえていることが多い。
氷で冷やせばよいという考え方もあるが、対症療法的ではダメなことは確かだ。

恒常性維持機能は有顎類・デボン紀(4億1600万年前~3億5900万年前)で獲得した機能になる。かなり古い。対処療法で簡単に変化させられる機能ではない。

臨床から理解していたことは、「熱源を対象とする治療は、体表医術・単独での治療範囲をこえている」というものだった。

その日の治療には1時間30分ほどかかった。次に3月28日を予約してもらった。

❖なぜ2か月近く、次の予約日を離したのか?
熱が下がるまでの待ち時間がほしかった。その間、ターメリック(ウコン茶)を飲むことを進めた。 *切開手術経験者には、ターメリックは使わない方がよい。

3/28日来院してくれた
テーブルに仰臥位で横になってもらった。治療には1時間10分ほどかかった。その間、彼はテーブル上で目立つような動きはなかった。ただ静かに横になっていた。本人も身体はもう熱くないという。

今までつねに身体を動かしていないといけないので、勉強に集中できなかったとも言った。本人は大学にいってもターメリックをのみ続けるそうだ。

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91回目 生存のため失神する

昨日、患者さんから電話があった。彼女の友人、50代女性Aさんについて、聞きたいことがあるというのだ。
「循環系/脳は正常なのに意識がない。医師には何故なのか不明だ」と告げられているという。

ロボウィッツによれば生物は緊急状態にたいし生存のため、3つの行動をとるという:「戦う/逃げる/失神」。

Aさんについて詳しくたずねた。家庭内で大変なストレス下にあったようだ。

予想しうること
多大なストレス回避のため、Aさんは失神に落ちいった。もちろん本人には回避という意識はない。ただ意識を失っただけだ。

聞いた話
ヒトが失神行動をもっともおこしやすいのは、採血のときだそうだ。注射はりをみて気をうしなう。その対処方法としてベテラン看護師は、アンモニア吸入器を用意しておく。 もちろん注射はりによる失神は、ペット類でもよくおきるようだ。
また分娩時にその夫が、感極まって失神することはよくあるそうだ。いずれも血管迷走神経性失調だという。

話はすこしかわる
性犯罪に遭遇した被害者も、おなじような失神行動をとることがあるようだ。「失神し、尿をもらす」。すると加害者側は何もしないでその場を立ち去るという。
意識してできる行動ではないが生存ということを考えると、ヒトも動物も変わらないようだ。

TV映像でも、脅かされると死んだマネをする小鹿をみたことがある→たぶん意識を失ったのだろう。しばらくすると息を吹き返していた。

失神という類似現象が50代女性におきたのではないだろうか?

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90回目 内部圧力の低下

42才男性が来院した。症状としては、左の股関節部/仙腸関節部/腰部が痛い。3分ほど 立つと身体は前傾となり、立っていられなくなる。そこで膝の屈伸運動をする。また2~3分ほど真っ直ぐに立つことができる。 info@waichisato.com

疾患の特徴としては、体重を支える部位に問題が発生している。数分の観察ではあるが、時間の経過とともに症状がでてくる。身体前傾/立っていられなくなる/膝の屈伸運動で数分であるが症状は回復する。

これらの特性から疾患動因は、「身体の内部圧力もれ」と考えた。音検査にも圧力もれをしめす特徴的な カタチがあらわれた。10回ほどおこなった検査すべてに、10Hzくらいの幅で周波数が上下した。  

身体は1013hPa(≒760mmHg)の大気圧に抗して生きている。内部圧力の低下は、主に身体前傾/体重を支える部位/音検査に特徴的にあらわれる。

圧力もれの動因として一番考えられることは、食管系からのもれによるものだ。病名のつくような疾患をのぞけば、もれの動因は飲食の誤りからくるものが多い。             

*精神的という考え方もある。ただ体表医術はその動因を外力にもとめている。精神性は守備範囲をこえる。精神は物理エネルギーからみれば、異種エネルギーになる。作用しない。

そこで仕事内容についてたずねた。本業は役者。自身の生活を支えるため、アルバイトに会社づとめしPC作業をしている。作業中にボトルコーヒーを300cc以上、毎日飲むようだ。 *PC:コンピューター

酒を含めて刺激性のあるものの摂取は、すきっ腹には良くない。食管系への負荷を軽減するため、飲み物のアドバイスを含めて3回治療をした。しばらく役者さんの方は痛みのため休養していたが、2月からは本業にもどれるという。 

以前からブログで何度も述べているが、体表医術の治療力は連続的/持続的負荷にはかなわない→負ける。労働姿勢/飲食は、身体にたいする支配力は大きい。

対応策として                                          飲み物については気をつける。食についてはできるだけ偏らないようにする。すきっ腹へのコーヒー/ビール/刺激のあるももの大量・持続的摂取習慣は、自身で考えてもらうことが大切だ。                                                          
労働からくる力学的負荷への対応は、運動が一番よいと思う。深夜でも開いているジムへかよう。あるいは土日、ジムへ通う。歩く。とにかく労働姿勢に干渉できるような外力を、身体にくわえ続けることが良い。

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89 回目 新春 もっともらしいが実は?

すでに何回にもわたって治療後(=術後)検査の重要性をのべてきた。治療者の中には、術後検査を無視するもの。脚長検査だけで、「本日の治療」を終わる者もおおい。どのように検査をおこなえばよいか、いま模索中の者もいる。

体表医術の世界にかぎっていえば、術後検査にもちいるのは、自然の中に存在する普遍的な資質をもちいるのが1番よい。なぜなら全ての事象に共通だからだ。

普遍的なものをいくつ上げてみる。地球の自転によって生じる明暗。重力によっておきる地球の中心にむかう力。音などがある。術後検査に用いるのに有利な資質だ。

いま自然のもつ資質以外を術後検査にもちいてみよう。体表医術で代表的な脚長検査法だ。
脚長検査法の最大の欠点は、治療者が患者さんの身体に触れなければ、測定ができないことにある。

物理学では実験の観察結果について、実験者の意識をいかに除くかを問題視する。それだけ、実験者の意識介入はおきやすい。
まして治療者が患者さんに直接触れておこなう観察結果は、物理実験よりはるかに治療者の意識が介入しやすい。
患者さんの身体に触れての脚長検査で、「本日の治療」を終了することができない理由がここにある。

❖同じことを繰り返す                              88回目でものべたが、非線形系では同じものは一つもない。同じ治療の仕方/同じ部位を同じ順番で治療するなど、原理として成りたたない。毎回おなじ部位が同じ順番で反応するようなら、その治療者の考え方に問題がある。患者さんではない。

❖治療にともなう体温の変化                          ザックリ言って体表医術の治療とは、重心を理想モデルsin90°に向けておこなうものだ。実際の身体は理想モデルからはずれている。周波数レベルになるだろうが、体温は上昇過程になる。
ジノセグレによれば口の中の温度は37℃だという。ただ感覚的には個人に差がある。暑がり/寒がり。脈拍数も異なる。

つまり治療とはアジャストメントごとに変化するであろう、周波数レベルの温度変化に合わせておこなうものだ。そうでなければ反応は出てこない。
出ると主張する者もいると思うが、その結果は測定から出てきたものではない。治療者の意識から出たものだ。一番簡単な治療後検査:ハカリ/さげふり糸で調べれば一目瞭然のことだ。

例えば                                     身体に磁石を接触させ、脚長が変化したのでこの部位を治療する。また患者さんのある部位に触れ、脚長が変化した。だからその部位を治療する。
それ以外に脚長を変化させる部位が無いという保証はどこにもない。ただ治療者の思いこみだけで治療をする。

治療をすれば、治療力が身体に入るとも思っている。治療後測定があやふやのために、わけのわからないことがまかり通ってしまう。そして治ったと思いこむ。

以前にも述べたが、ヒトは自然界の産物。治って当たり前なのだ。治せないのはまだその疾患の本質に認識がいたっていないからだ。

だからこそ治療者は、なぜ治らないかに重心をおくべきであって、治った方に重心をおくべきでない。

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88回目 体表医術で難しい4つのこと

・治療姿勢について。
・治療姿勢・検査・治療を一致させる。
・非線形系である以上、同じパターンの患者さんはいない。
・患者さんに触れておこなう「本日の治療」終了検査は、さけるべきだ。

◆治療姿勢
立体構造の身体は普通3つの治療姿勢をもつ。立位/仰臥位/腹臥位。他に車の交通事故による、座位治療姿勢もある。ただエアーバックの発達した現在、座位姿勢による治療はかなり少ない。仮にあったとして、その個人について1回ぐらいであろう。

身体を1つの「系-」とみなす
身体は3つの治療姿勢:立位/仰臥位/腹臥位で1つの系-をなす。3つの姿勢で外的要因に対応している。言いかえれば治療対象部はかならず、治療姿勢と2つで1つの関係にある。

治療進行過程で、治療姿勢あるいは治療対象部のどちらか一方を間違えたとすれば、治療は収束しない。むしろ発散する。

◆治療姿勢/検査/治療を一致させる
治療対象部は適した姿勢にしか反応しない。適さない姿勢で検査をしても治療対象部は特定できない。重さの加わる方向が異なるからだ。治療姿勢/検査そして治療は(比喩的に述べれば)、同一線上でおこなう。

同一線上とは
いま腹臥位で治療を開始せよとでた。腹臥位で検査をし、治療対象部を特定した。とう然、治療は腹臥位のままおこなう。それを側臥位や仰臥位に姿勢を移して治療してはダメだ。
検査姿勢と治療姿勢を変えたばあい、治療対象部をつうじて与える刺激が、脳/臓器/器官等に対して質に同一だという保証はない。

「本日の治療」終了時点でおこなうハカリ/さげふり糸/(音検査)を用いれば、その意味を理解してくれると思う。検査/治療姿勢をかえるのは、治療論に誤りがあると考えるべきだ。

◆身体は非線形系
治療マニアル/自分の治療方法/以前のデータを参考にする等。こういった考え方は、原理として成り立たない。
非線形系では、全体は部分の集合より常に大きい。言いかえれば、同じカタチは二度と出現しない。

◆患者さんに触れておこなう「本日の治療」終了検査は、避けるべきだ。
例えば脚長検査で「本日の治療」終了とでた。この患者さんをハカリ上で再度検査する。
多くの場合、ハカリ上で左右の重さは等しくなっていない。左右の脚長にはまだ差が残っている。「本日の治療」を終了する条件をまだ満たしていない。

身体の側方から垂直レイザーをもちい身体の前傾も同時に検査することを薦める。

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