85 回目 コレステロール値について

前回85回目にたまたまコレステロール値について、昭和2年生まれの女性の質問をあげた。「なぜ、脂質食品あまりとらないのにコレステロール値が上がるのか」というものだった。   メール:info@waichisato.com

2週ほど前、TVを見ていたら、最近のコレステロール値についての見解が述べられていた。
「コレステロール値は直接的には食品に関係しない」というのだ。肝臓であとからつくられるという。

私はコレステロール値の変化が、身体の横揺れ構造と関係するのがわかっていたので納得をした。

ここで1つ提案がある(wiki)
ビタミンB3についてだ。害になるようなコレステロールレベルを低下させる一方、HDL:身体に有益なコレステロールを増加させる働きがある。心臓病のリスクを軽減させる。
研究によれば心臓血管系の疾患リスクは、HDLによって下がるという。

少し強めの運動もHDL値を増加させるようだ。喘息の低下/動脈硬化治療/予防にも効果がある。心筋梗塞/アルツハイマー病/関節炎にも効果があるようだ.(weil)。

食事によるビタミンB3の摂取
ニワトリの胸肉/マグロ身/子牛の肉/精製(白くしていない)していない穀物等がビタミンB3をおおく含む。

いま1つ
ネット上に元東北大学名誉教授:近藤正二先生のことがのっていた。食事との関係で、ヒトが長生きをする/長生きをしない理由をもとめて、日本中を歩きまわった先生だ。さらに
移民1世にくらべ、2/3世が長生きをしないので、その理由を求めハワイにも行ったようだ。

近藤先生によれば1世は、野菜/海藻/豆腐などを食べていたので長生きをした。2/3世の時代は肉ばかり食べるようになったという。

同じ資料に2015年10月のWHOの報告がのっていた。
「加工肉は発ガン性がある。赤い肉もおそらく発ガン性がある」。赤い肉/加工肉の摂取が多くなるほど、大腸ガンになる可能性が高くなるという。脳卒中や死亡率の上昇にもつながるようだ。
赤い肉は、牛肉/豚肉をさす。白い肉は鳥肉をさす。身体には鳥肉の方が良いようだ。

これを読んで以後、私はできるだけ白い肉(=鳥肉)を食べるようにしている。

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84回目 治療で大切なこと・その2

体表医術者としての考え方
化学物質の変動は、化学エネルギーの変動にのみ起因するのだろうか。パーマー哲学の中に「メジャー/マイナー」という教えがある。

化学物質が動因で、化学エネルギーによって疾患が発生したばあい、その化学物質の発生源がメジャーになる。

もし
何らかの影響をうけて、化学物質が2次的/3次的に発生したばあい、その発生源はマイナーになる。
先の例でいえばコレステロール値の増加は、化学的動因をメジャーとするものだけだはない。

さらにパーマー哲学はいう。「メジャーを治療せよ。マイナーには触るな」。

臨床の中では
コレステロール値の変動が、構造力学的におきる場合のあることも確認している。赤血球/白血球の増減についても同様に確認している。

ただ根本的には食事/運動の大切さ。それにつづくのが治療になることを忘れてはいけない。
臨床へ
コレステロール/中性脂肪値の上昇は、その食事に精製された炭水化物があることがわかる。 *精製された炭水化物:白米/白パン/加糖飲料の意味。

食事として体内に取られ、関与する臓器/器官等がある。言いかえれば発生源がある。
その発生が化学的に不調になったという確証はない。精神/物質的動因の可能性も化学的根拠と同じ分だけある。

その発生源を系統発生学的に特定。力学的に治療するのだ。カタチは変化してもその機能は5億年間保たれている。

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83回目 治療で大切なこと

食事/運動。それに続くのが治療になる。治療者の中には、治療が第1番目にくると考える人もいる。順番を間違いないことを期待する。

血液検査結果(表)
高度に医療が発達した我が国では、多くの患者さんが血液検査結果をもっている。その検査をもとに食事と運動/治療を考えることを提案する。

正常範囲をこえる血液中の化学物質の値は、それぞれに動因をもつ。例えばコレステロール。
他のテストによる疾患の決定に役立つ。増加/減少は多くの内分泌系の機能亢進/抑制(=低下)と関係する。 *詳細は他の文献を参照にしてもらう。

また多くの器官の機能抑制にも関係するようだ。一般的にコレステロールの増加は機能抑制。減少は機能亢進につながる。

20年以上前のことになる
昭和2年生まれの女性からこんな質問をされた。「私は油ものを食事として、ほとんど取っていない。食事は全体的に昔の日本人が食べていたようなものをいただく。それなのに、なぜ私のコレステロール値は高いのですか」というものだ。

この時
コレステロール値を上げる因子が、食事以外にもあるのではと思った。確かに1番目の因子は食事。ただ2番目以後に他の因子もあると考えるようになった。

もしかしたら
コレステロール値に限ったことではない。色々な血液中の変動値も、2番目以後の因子で起こりえる可能性もある?

それからは来院される方で血液検査結果をもっている人には、本人の同意を得てコピーさせてもらっている。大いに治療の参考になる。また治療の成果もわかる。

リバウによれば構造力学的つり合い条件で、X/Y/Z軸はΣ=0になる。これを身体上下方向に熱的。左右方向に熱以外の因子で展開をした。

結果、赤血球・白血球の増減。血色素/HbA1c/コレステロールなどなどの変動値を、体表医術的に理解できるようになった。
体表医術と血液中の変動値については
体重移動検査に音をくわえ、変動値との関係についてより詳細に理解できるようにもなった。

❖運動の大切さ
高齢者では患者さん自らの運動が非常に大切だと感じた。例えばカーブス週3回。ダンス週2回おこなう86才の女性がいる。*カーブス:女性専科の町の運動施設。
78才の時にダンス中、身体がふらつくようになったといって来院した。

その時
高齢者では自身による運動を伴わない治療は、ほぼ無力に等しいことを話した。彼女はカーブスに行くようになった。86才のいま彼女はダンス中、全くふらつかないという。

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82 回目 Sin90°/Cos0°にみる治療とは

2015年にノーベル賞をとられた梶田先生のおかげで、星に重力/引力が無いことが証明された。ここで使用した重力線とは、地球の接線に90°方向にはたらく力としてもちいた。

身体の角度的表現から治療を考えれば、「sin90°/cos0°」をゴールとしておこなうものだといえる。Sin90°は立位。Cos0°は臥位になる。 HP:info@waichisato.com

ヒトの場合、Sin90°の本体が重力線上あることは察しがつく。とすれば90°相のずれた
臥位:Cos0°は何になるのか。熱的要素ではないだろうか。重さと熱は双対性の関係にある。重さの増加は熱を下げる。 *2014年:0°Kをこえれば重力は発散に変化する。

重さ要素がメジャーのとき、立位で治療をする。このとき熱的要素はマイナーになる。逆に熱的要素がメジャーなら臥位で治療。重さ要素はマイナーになる。

立位は二足歩行の根源につながり、熱的要素は容積の根源につながる。*体積は後からの概念になるようだ。

構造から治療を考える
二足歩行とほぼ同時の出発点になるだろう:大脳の発達・手指の器用さ・直立の3つへの
治療は立位が有利だ。

臥位は
熱的要素がメジャーになるとき有利な治療姿勢になる。ここで言う熱的要素とは、皮膚/
腎臓/肺の3つをいう。
他の中胚葉/内胚葉発生の臓器については、環境温度の高い夏季ではみつけにくい。特に今年はみつけにくい。

測定
・皮膚の温度(体温)は重さ負荷でみる。
・腎臓/肺についてのメジャーかどうかの判断は音検査でおこなう。仰臥位→腹臥位での姿勢変換にともなって幹音からの変化が10Hz以上かわる。とう然、仰臥位治療・収束時ではその音の周波数はどれかの幹音に一致していることを条件とする。

音検査から理解できたこと
下肢への治療は熱を下げるようにはたらくようだ。とう然、非線形系なので、「=ここ」ではない。回り回って「ここ」になる。しかも来院ごとにその位置はことなる。

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81回目 気化熱の原理・治療応用

環境における「気化熱」原理を治療に展開する
東洋医学では、「夏は気が浮き。逆に冬は気がしずむ」といっている。言葉として何となく理解はできるのだが、浅くなるとは何なのか/深くなるとは何なのか。やや分かりずらい。info@waichisato.com

下の「→」は体温域の上昇/負荷圧の下降をしめしている。
*体温域:恒常性維持機能内での体温の上昇/下降範囲→揺らぎの範囲内。

夏                      夏
体温域:高い                      負荷圧:軽い

体温域↑/↓                            負荷圧↑/↓

冬                      冬
負荷圧:重い                     体温域:低い

・体温域:↑(高い)/↓(低い)。
・負荷圧:↑(軽い)/↓(重い)。

体温域は夏で上昇。冬で下降する。一方、定位安定状態における負荷圧は夏で軽く。冬で重くなる。一見矛盾とおもわれる体温域/負荷圧の変化。治療の本質がここに現れる。

説明に少し回り道をする
日本には古くから「打ち水」という、冷をとる方法がある。夏の暑い日、玄関/庭/軒先などに水をまく。その水が蒸発する際、環境から熱を奪って蒸発する。結果、冷をとれるという。化学の方ではこの現象を「気化熱」として説明している。

打ち水/気化熱の原理で治療を考える
夏では本来、治療対象部の温度(体温)は下がりやすい。水分蒸発が冬にくらべ多いからだ。

治療とは
身体のエントロピーを減少させ、温度(体温)下降/水分蒸発過程をさらに促進すること。

その減少分は負荷圧に換算して4gぐらいまで軽くなる。この4gを、東洋医学では「夏は気が浮く」と表現しているようだ。

治療対象部の温度(体温)の下降傾向は、「本日の治療」終結に向かう1つの目あすにもなる。

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80回目 治療対象部の温度低下について

以前にも述べたが、身体全体を1つとみて治療をおこなうのは非常に難しい。対象が大きすぎる。そこで身体を4区分にわけ、それぞれを治療。積み重ね方式的におこなう。

治療は
やみくもに右/左/上/下を治療するわけではない。系統発生学的歩行様運動にしたがっておこなう。

難しい点が2つある。
どの区分から治療を開始するのか。個人/その日その日によって異なる。治療を開始するにはプレ・アジャストメント:予備的治療がいる。予備治療終了後、第1治療対象部区分→
第1治療対象部がでてくる。

いま1つが歩行様運動に関係なくあらわれる、外傷/使いすぎ等による部分的/局部的、増熱化(エントロピー増加)部位が含まれる。
それらの部位は、優先的に治療を必要とする。そうでなければ、治療の進行はその部位で止まってしまう。仮に止まったことを知らずに治療を進めても、治療後におこなうハカリ/
さげふり糸/音検査には合格しない。

治療とは
基本的にエントロピーの減少化を、誘導するものでなくてはならない。言いかえれば、治療対象部への治療は、常に温度(体温)を下降方向に誘導するものだ。

また日常生活のなかで分散してしまった重心を、もとの理想的「真ん中に」にあつめることにある。真ん中に集まれば仕事率はさがる。体温域もさがる。

では目標とする温度(体温)は何度になるのか?
「3.15℃の揺らぎ」から考えたばあい、37.5℃になるのではないのか? 0°K/0℃は現実からは遠すぎる。

治療論として
温度(体温)の下降誘導を確認するのが、ハカリ/さげふり糸を使用する目的になる。
ただ残念なことに、いまハカリは市販のものを利用している。脚にかかる重さの左右差は、1kg以内のものはわからない。

そこで1kg以下の「差」を追及するため、音検査をつかう。音には質量はない。治療後、
仰臥位/腹臥位/立位はおなじ音の高さにならなくてはダメだ。同じ音の高さにならなければ、治療は続行する。

言いかえれば左右脚にかかる重さが等しくなっていなければ、左右脚長も等しくなっていない。たとえ等しいように見えたとしても、治療への思いこみが混入して治療者には等しくみえるだけだ。

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79回目 体表医術からの理解 その3

体表医術の臨床から理解できたこと
身体としては臥位における重力からの増熱/減熱条件は仰臥位/腹臥位で変わりはない。なぜ治療姿勢は仰臥位に偏るのだろうか?たぶん重力は疾患の要因ではあるが、動因ではない。 *温度:体温の意味で使用している。

考えられることは身体の熱処理法についてだ
主に3つの方法がある。肺によるCO2への赤外線の吸着。 H+イオンによる排出。皮膚からの汗を利用しての冷却。

身体は熱機関に類似している。常に熱処理を必要とする。この意味において、疾患とは
「局部的/限局的/全体的エントロピー増加」と考えられる。器官/構造/組織でおこなわれる通常熱処理機能をこえる増加のため、その熱は体内に蓄積される。

◆優先順番は仰臥位が先?
体表医術的に理解できたことは、進化生物学的に古いものほどその優先性は強い傾向があるようだ。
たとえば頭部反応はつねに体幹/四肢の反応より優先順位は先になる。言いかえれば頭部のいわゆる「コリ」のような反応をとらなければ、体幹/四肢は反応しない。同様に腹部/動脈も反応しない。 *頭部:頭蓋/頭蓋内臓の意味で使用。

理由の1つとして考えられることは
進化過程において左右体幹構造/動脈は、中胚葉系から発生する。
3胚葉は古い順に、内胚葉>外胚葉>中胚葉の順になる(Natureより)。内胚葉:腸が優位的地位をしめる理由がここにある。それに続くのが外胚葉。中胚葉より優先順番は先になるのではないか。
*体表医術には皮膚そのものではなく、皮膚への投影というカタチから考えている。

❖肺/腎臓の比較
発生的には肺は内胚葉/腎臓は中胚葉になる。進化過程では肺の発生は上陸後になる。
*慈恵医大チームの研究によれば、肺/魚の浮袋の発生には、その前に共通の因子を持つも先祖がいたようだ。

一方、原腎菅は蠕形動物(扁形/環形/袋形動物を含む:現在では使わない分類)で出現する。腸管系と同時期に形成。5億年ほど前になる。

その為
身体の熱処理ではより古い腎臓が主体になるのではないのか?そこで腎臓の減熱に有利な仰臥位が、治療姿勢として先にあらわれる。

NHKスペシャル「人体」では腎臓が各器官/組織/細胞等のコミュニケーションの中心的役割を果たすといっていた。同じ発生の骨/心臓/血球等の、中胚葉系にとくにつよい影響を与えるのではないのか?

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