104 回目 新型ウイルス感染→新型とは?

今回のCOVID-19は新型と呼ばれている。新型とはいままでにすべての生物が出くわしたことのないウイルス/細菌をいう→ヒトも動物もそのウイルス/細菌にたいして免疫をもたない状態をいう。*インフルエンザ→フルと表現した。

今までの新型フルの特徴は
1900~1970年の間に6回の新型フル感染があった。ヒトをはじめ野鳥/馬/ニワトリ等、色々な動物も感染した。

ところが今回のCOVID-19は、ヒト以外の感染は少ないようだ。あるいは発表されていないだけか?3/28付のネットには、犬/猫が感染したという記事が1例でていた。その後、
4/15犬/猫(ペット)にも感染がひろまってきたことが、ネット上にあげられていた。
トラ(動物園)も感染したようだ。それにしても、ネット上における動物感染の報告は、過去のものにくらべかなり少ないように感じる。

感染とは
ロシアの科学者:スプランスキーによれば、「細菌をふくめ、感染とは脳の認識力によるものだという」。認識できないものは、感染しないらしい。

生物38億年の歳月で存在したことのあるウイルス/細菌には生物は感染する可能性をもつ。だからこそヒトも動物も、ともに感染する。今回のようにほぼヒトに限って発生するのは不自然なような気もする。

*スプランスキーの実験は自然環境の中での話だ。兵器としてのウイルス/細菌には感染する/しないについては不明。

認識とは
系統発生学的なもののようだ。→38億の生物の歴史のなかで、出くわした/出くわしたことがないかをいう。出くわしたことのあるものには感染をする。

*2018年にノーベル賞をとられた本庶 佑先生の話を聞いた。日本全国に感染がひろまる初期の頃のTVでの話だ。
「HIV/フル等についてのワクチンは、未だにうまく作れていない。今回のCOVID-19についてのワクチンも、あまり良いものができないようだ」と言っておられた。
その後のTV出演では、上手く作れていないという話はされていない。

系統発生ということであれば、治療の方も系統発生学的要素をふくむことを条件とするのではないのか?

人類とウイルスの長い闘いがはじまるのかもしれない。

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103回目 坐骨神経痛

以下の内容は、我々の系統発生学が正しいとする前提にたっている。「より初期に発生・獲得した形質ほど生命にたいする、支配力はつよい」。

体表医術による治療として知っていた方が良いことがある。坐骨神経痛は右側と左側ではその治療方法がことなる。
ザックリ言って左側は内科的要素を強くうけ、右側は構造力学的要素を強くうける。

何故、右と左でその疾患動因がことなるのか?正確なことはわからない。ただ生命体としての発生初期、生命体として成り立つための条件/獲得形質があった。

成り立つ条件:内/外の境膜。生命を維持するための、エネルギー供給源と熱力学第2法則の克服。
獲得形質:重力による上・下感覚。惑星運動による明暗の認識。

Natureによれば、3胚葉の獲得順番は内胚葉→外胚葉→中胚葉の順になる。内胚葉が重力感覚に結びつくのは想像に難くない。

  *元東京工業大学・平澤彌一郎教授によれば、ヒトの重心は左側にある。

◆体表医術への展開
今回は右/左座骨神経痛にたいして、Heel-uo Testを取り入れることによる結果をのべてみる。

Heel-up Tesとは
SOT:tip toe testに似ていると解釈してもらいたい。tip toeのばあい踵を持ち上げたとき、身体を傾ける患者さんがいる。これでは検査が意味をなさない。そこで少し改良をくわえたのが、Heel-up Testと思ってもらいたい。

Heel-up Testの結果はTip toeと同様、おおよそ5つある。
プラームライン(=下げふり糸)に対して、後部正中線が
 ・ラインに一致する。
・ラインに接近するが、一致まではいかない。
 ・ラインから離れる。
 ・ラインを越えて、身体が逆側にいく。
・変化をしない。
   *注意
    我々は以上の関係が片側でおきることを期待している。臨床では両側でおきる
    ことも少なくない。Pre-majorからの影響がつよいこともある。

治療過程のどこで検査をおこなうか?検査は一定の手順でおこなえるとは限らない。大げさに言えば、無限の変化を必要とする。非線形系である身体に対したときの、難しさの1つといえる。     

❖臨床へ
ハカリ上検査において、右側40㎏。左側20㎏。Heel-up Testで右メジャーとでた。このとき座骨神経痛は左側に発生する。

この関係が成り立つには術前検査で、左右差が10㎏ぐらいあることを条件とする。
では8㎏はどうか?上の関係が成り立つこともある。成り立たないこともある。

*ハカリを治療に用いるのであれば、「本日の治療」終了時では最低限度、
左右の脚にかかる重さを等しくすること。
*必ず、アナログ・ハカリを使用すること。

❖余談
平澤先生の説は正しい。右/左側と身体重心が定まることはないと主張する体表医術者もいる。治療前・操作過程でPre-majorを 外せば、平澤先生の説が正しいことは分かる。

過程とは
Pre-majorは「ちょこちょこ」と操作をして外せるものではないことを意味する。
Pre-majorを外すだけで30分ほどかかることもある。

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102 回目 コロナウイルス感染

体表医術的にできることは何もない。ただスポット的→他との直接的接触がなくおきる
感染については、少し意見がある。

感染方法の1つとして、「感応」という方法も含まれるのではないだろうか?動物学者:ワトソンの書いた「101匹のサル」。互いに海で隔てられた島に住むサルの話だ。

Aという島に住むサル達はある時から、食べ物を洗って食べる習慣が身についた。するとAとは海で隔てられたBという島に住むサル達も、いつしか食べ物を洗って食べるようになった。

実験としてのネズミの教育についても
Aという種類のネズミを教育(早く餌にたどり着くといったようなもの)した。すると、世界中のA種のネズミが同じレベルで、餌に早くたどり着く能力を獲得したという。

サピエンス種
感応という伝播方法が、サピエンス種でも起きるのではないだろうか?
たとえば文明社会に住む男女。インターネット/SNS等で情報を共有しているので、大体似たような服装/装飾をしていても不思議ではない。

では文明社会と無縁の種族ではどうだろうか?時々そういった種族を、TVでみることがある。不思議なことに気づく。未開の種族であっても何となく、女性の方がオシャレだ。
色鮮やかなものを身につけているような気がする。

サル/ネズミと一緒にするわけではないが、サピエンス種にも同種間感応がおきるとは考えられないだろうか?その感応は今回のような、ウイルス感染でもおきる?

いま「感応」と表現した。感応といっても無から有が生じたわけではない。「有」はどこにあったのか?結論をいえば、いたる所に存在した。

ウイルス感染が発表されるまでに、航空機等でキャリアの可能性をもつ多くの外国人がすでに来日している。外には鳥も飛んでいる。食品/衣類などの輸入品も数おおく入ってくる。「有」はそこら中にころがっていた。感応/Dysbiocisは考えられないか?。

*私は生まれた地元で治療業をしている。八百屋のおじさんが言うには、全国チェーンの某「お惣菜屋」さんは、大根だけが日本製。あとの食品はすべて隣の国からの輸入品だと言っていた。仕入れに市場に行くので、そのあたりは詳しいようだ。

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101 回目 「猫の治療」

法律的なこともある。ヒト以外の動物を、業とし診ている体表医術者はいないと思う。ただペットについて質問というカタチで、患者さんに尋ねられることはあるかもしれない。

当初の予想として
生物学的分類では猫とヒトは、綱までおなじ。「目」でサル目/ネコ目(食肉目)に分かれる。結論からいえば、体表医術者があつかうことのできる疾患範囲であれば、猫とヒトは同じ診方/治療法でよいと考える。

我が家の「お猫様」の話
週1回の割合で5年間ほど診ている。子猫として家にやって来たその日から、治療をはじめた。家に来てから何日目だったか、私のところにやって来て顔をみせるのだ。見ると左目が少し「つむり」加減だった。家の中1F/2Fどこ構わず走り/幅跳び回っているので、左前足を痛めたようだ。治療対象部をみつけ治療した。

その日以来、猫からの訴えがなくても週1回の治療をするようになった。週1回は半ば、強制的でもある。

◆治療へ
猫の体温は38℃(直腸温度)。ヒトの口腔内温度は37℃。この温度差をどうみるか?
重力にたいする四つ足/二本足の差とみるか?固有種における差とみるか。色々な四つ足間でも体温に差があるので、個の差とみるべきだろうか?

*「体温」と書くと、全身/全体を意味しているように思われる。そこで全身/全体を意味していないことから、以下は「温度」と書いた。

不調
「目」のときのように外見上にあらわれる。あるいは歩くとき痛がっている。こういった場合、飼い主は不調に気がつく。多くのばあい、不調に気がつくことは少ない。

体表医術者としての診方
身体を4区分に分けたとき、どこか1区分の温度が他の3区分より上昇している。
ヒトについても同じことが言える。温度の上昇している区分から治療を開始するとよい。

*4区分:前脚/後脚。身体を左右に分ける→4区分になる。

治療で間違えてはいけない事
ヒト/猫も同じだ。治療における姿勢の選択は、対温度を対象にしている。Depalmerが言うように、L5にかかる負荷圧は、腹臥位よりも仰臥位の方が低い。言い換えれば音程が低い。Depalmerは述べていなが、さらに音程が低いのが立位になる。
治療に際して、その治療姿勢をまず選択することの理由の1つがここにある。

誤解を防ぐ
1度きめた適合治療姿勢は、治療終結まで変わらないと言っているのではない。その治療姿勢で飽和すれば、次の治療姿勢に変化をさせ治療を続行する→治療終結時点で、ハカリ/下げふり糸での検査に合格するまでおこなう。

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100 回目 体表医術の原理の把握

今回は、エネルギーの独立性について再び考えてみる。体表医術の治療対象部は、物理エネルギー(=外力)を動因とするものに限ると主張したい。

ヒトが何かを主張するとき、より真理に近いものほど、広い範囲をカバーする。
例えば「万有引力の法則」。男女間の間にも適応する。両者の位置的関係が近ければ恋愛は成就しやすい。その反対に距離がはなれていれば、両者の関係は弱い。

❖エネルギーの独立性
「エネルギーは同種間で作用。異種エネルギー間ではほとんど作用しない」。
化学剤は化学エネルギーを動因とする疾患にしか作用しない。同様に精神エネルギーについても、精神しか作用しない。物理エネルギーについても物理しか作用しない。

エネルギーの独立性については否定方向に、理屈を述べることはできるが、体表医術者は3つのエネルギーの独立を認識して治療に望むべきだ。

❖エネルギーの独立性を異なる視点から見てみよう
「ヒトは生物によってのみ癒される」。ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカの言葉の1つだ。ヒト/生物の関係は同種エネルギー間になる。

人の幸福度をしる研究も、エネルギーの同種間における作用を良く支持している。
ハーバード大学の70年間にわたる研究がそれだ。日本円にして、年間1億円の予算がつく。所長はハーバード出身がつとめ、すでに3代目になる。

研究をはじめた当初、その対象は14~17才ぐらいの子供達だった。その子供達の生涯にわっての、「幸福度とは何であったか」を知ることが研究のテーマだ。

70年が経ち、生存している彼ら/彼女らもすでに80才の半ばを越えた。その彼ら/彼女らに、人生で幸福と感じられたことは何であったかを尋ねていた。

彼ら/彼女らの答えは
「家庭があったこと/コミュニティでの交わりがあったこと/友がいてくれたこと」と答えている。
誰一人、物/金銭/人生のおける社会的地位などを、幸福度/良かったことに挙げている者はいなかった。

ヒトの心は対生物間以外では、けっして満足感を感じることはなかったようだ。

 *エネルギーの独立性を越えるものとして光合成がある。ただ人類はその方法をまだ6%ぐらいしか手に入れてはいない。

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99回目 ヘパーデン結節を体表医術から考える

40代以後の女性がかかりやすく、70代以後では1/2の女性が発症する。放置していても治らないという。手指に発症して、足趾には発症しない。info@waichisato.com

病理
更年期以後に発症するので、ホルモンとの関係を疑われる。ハッキリとはその原因はわからないようだ。

診断を確定するための条件
・手の第1関節であること。第2関節ではない→「ブシャール結節」と呼ぶ。
・血液検査などでリウマチ/自己免疫疾患でないと確定されること。
・指関節の痛み/腫れなどは左右対称に出る。

❖体表医術から
程度は別にして、身体は常に動揺している。平澤彌一郎教授によれば、左脚を軸にして
時計方向に回転運動をしているという(回転運動は上方からの観察結果をしめす)。

体表医術者の立場から回転運動を説明すれば、動揺はおおよそ3つの方向に極大をもつ:前後方向/左右方向。そして時計の文字版で説明すれば、1:30/ 7:30-4:30/10:30方向になる。

 SOTでは左右方向の極大をCat-Ⅱ。1:30/4:30方向の極大をCat-Ⅰと呼んでいる。

動揺というのは立位を条件としている。動揺は足→頭方向に向かうほど、大きくなる傾向をもつ。足の動揺は極小になる。

ヒトは自然的に、頭部を大きく動揺させることをきらう。そこで身体は2番目に長い
上肢をもちいて、さらに背骨から1番遠くにあたる第1関節をもいて、身体の左右方向の動揺を縮小させようとする。系統発生学的には、四肢は側面構造になる。

テコの原理を思い出してほしい。棒は長ければ長いほど、僅かな力で大きな力をだせる。

年を取って動揺が大きくなるのは、身体の結合水/自由水の自然的減少にもとづくものと考える。

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98回目 体表医術 冬に向かって

97回目に述べた、「事象の原理の把握」は、本年度最後のテーマとして100回目に述べる。 info@waichisato.com

治療を考えるには、各項目から独立的に患者さんを診ると良い。頭の中に円をえがき、
その中心に患者さんをおく。円周上に自分なりに定めた観察点をいくつか配置する。

私の場合、5つほど観察点かある。今回はこれから冬季に向かって大切と思われる、1つを述べる。

❖季節/気温から
冬季3か月間ほどは、身体の反応を捉えることは難しい。その方策として15~20分ほど患者さんに、予約時間よりも早く来院してもらう。外気温と身体温の差をうめるためだ。
勿論、患者さん各自にもそれぞれ予定もあると思うが。

ほ乳類は恒常性維持機能によって、体温は一定に保たれている。その保たれている体温が、あたかも外気温の影響を受けて変化しているようにみえる。

身体から放射される「表現不可」の放射ゾーンが、冬季では抑制状態になっている。残りの9か月間ほどは、放射ゾーンの高さにバラツキはあっても捉えることができる。

いま15~20分の待ち時間と述べた→勿論、それ以上長くてもよい。
時間をかけ治療室温をもちい、患者さんをいわゆる「常温」にもどす。身体反応を正確に診るための条件の1つだ。
空いたベットがあれば、寝ていてもらってもよい。待合室で待っていてもらうのも良い。

 *余談:温められた空気は上昇する。足元を温めるため、流行の空気サーキュレーターを導入することを薦める。床暖房があれば、なおさら良い。

冬季では
身体反応が遠赤外線部分からのものか/サブミリ波~ミリ波領域からの反応かを見極めることが非常に難しい。その日の気温によって対象部が変動する。

❖「間」について
温かい時期でも「間」が必要なことはおおい。まして冬季では、アジャストメントとアジャストメントの間に、身体の反応時間がいる。これを「間」と表現した。
「間」は治療進行に重要な役割をなす。「間」を無視すると、次の治療対象部の特定に
大きな影響をあたえる。

*余談:臨床からいえることは、冬季では1~2分ほどの「間」がいる。
「間」をどのくらいにするかは各自にまかせるが、ともかく「間」はいる。

冬季では「間」が治療のキーになる。

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