150回目 患者さんから聞かれる。冷やすの/温めるのどっち   

患部は温めた方が良いのですか?それとも冷やした方が良いのですか?患者さんから時々聞かれる。体表医術者にとって非常に難しい質問を受けたことになる。

以前からいっているように、疾患をエントロピー増大と考えれば、冷却という答えはでやすい。ただ炎症も治癒メカニズムの1つであることを考えると、答えにはまよう。ただ冷やせば良い/温めればよいという話ではなくなってくる。

ここで東洋医術の第1歩、陰/陽という考え方を持ち込んでみよう。ここでは陰を寒い。陽を温かいとする。あるいは施術を意識すれば、陰は温度の下降傾向。陽は温度の上昇傾向とする。

「陰、極まりて陽となる。陽、極まりて陰となる」。いきなり東洋医術を学ぶことの難しさが、高い壁となって立ふさがる。本の受け売りになるが、陰は極まると陽のようにみえる。陽も極まると陰のようにみえるという。陰/陽どちらなのか、判断がしかねるということだ。

大塚先生は陰/陽の判断に矛盾という言葉を使っている。例えば初め患者さんは陽の症状を呈していると思った。検査を続けていくと、陽の疾患にはでてこない矛盾がでてきた。最終的に陰と判断したというのだ。


私のつたない説明を聞くより大塚敬節寺師睦宋寺澤捷年先生方の本を一読することを勧める

私はカイロプラクティック体表医術者として、このブログを述べている。読んでもらっている方の中には、東洋医術には興味をひかれない方もいると思う。

なにごとも勉強だと思って上記に紹介したような方々の、湯液の本も読まれることをお勧めする。とう然だが、鍼灸医書:素問/十四経発揮/難経等も読むことも忘れずに。体表医術の守備範囲がひろがる。整体系にくもったメガネレンズを拭きなおすことができる。


ただ本格的な本に挑戦しようと思ったら漢方用語大辞典漢和大辞典などはいると思うただ今の時代すべての本に解説注釈付きかもしれないが



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